ポートレートを始めると撮影方法等、色々と知りたい事が増えてきますので、プロのフォトグラファーが助言をしてくれる撮影テクニック集で撮影の幅を広げましょう。
思いがけない発見があったり、気づいていない点が指摘されているかもしれません。
試して、失敗して、撮り方を確認して、再度試すことを繰り返す事で、撮影知識がテクニックへと変化していきます。
そんなテクニックの詰まった5冊をご紹介します。
2018年11月11日更新
光の魔術師イルコのポートレート撮影スペシャルテクニック
光の魔術師イルコの ポートレート撮影スペシャルテクニック (玄光社MOOK)
Youtube動画の説明が受けられるからと我慢していたのですが、先月のサイト運営でAmazonの紹介料が2,000円を超えたという事もあったので、遂に買ってしまいました。
光の魔術師イルコのポートレート撮影スペシャルテクニック。
この本の著者、イルコ・アレクサンダロフ氏。
ファッションポートレート写真を主作品として撮影しているブルガリア出身の関西在住のフォトグラファー。
ポートレートというよりはストロボ使いのカメラマンは知っている人が多いと思う。
色々な所で講演しているし、モデルさんともイルコ氏の撮影方法で盛り上がる事もある位。
作品も素敵だと思うけれど、個人的にはストロボの使い方を、Youtubeで、簡単に、わかりやすく説明してくれているので、非常に勉強になっています。
本サイトでも、クリップオンストロボ関連の記事は根強い人気があるのですが、そんなストロボを1灯~多灯で使いたいと考えているカメラマンには、絶対におススメしたい内容でした。
ポートレートや宣材を撮る時、光の当て方は非常に重要。
ストロボの使い方について、大まかな説明はYoutubeでも見れるのですが、特に光の当て方=イルコ氏流にいうと光のレイヤーが、誌面の方がとてもわかりやすくなっています。
ストロボの当て方を学ぶ時に知っていれば「実戦で使える速度がもっと速かったんじゃない?」と思いました。
ポートレート撮影テクニック100
ポートレート撮影テクニック100 (玄光社MOOK テクニック100シリーズ)
女性ポートレートを撮影するのがむずかしいと感じたら、「ポートレート撮影テクニック100」を参考にしてみましょう。「ポートレート撮影テクニック100」は、人間の写真を撮る時に必要な情報がたくさん掲載されています。プロの視点から書かれていますので、写真集のような美しい肖像写真を残すことができるようになります。女性ポートレートだけでなく、子供のポートレートを上手に撮りたい人にも参考になりますよ。屋内撮影はもちろんのこと、屋外撮影で必須となるあらゆるテクニックがたくさん掲載されています。どんなシーンでも対応できるように、様々なシーン別に100種類のテクニックを教えてもらうことができます。
撮影の能力がすぐれたカメラが続々と発表されているため、高価な機種であればシャッターを押すだけでも、それなりに完成度の高い写真が出来上がります。とはいえ、本気で素晴らしい女性ポートレートを撮ろうと思ったら、いくらでも勉強することがあります。人間の表情は、静物とは違って一瞬ごとに変化していきます。また、その日の天候やシチュエーションによっても、人物のイメージが変わります。そのため、人物写真を撮影する時には、最高の一瞬を引き出すテクニックが必要になります。もちろん、一番大事なものは撮影する人のセンスです。しかし、ベストショットを撮るためには、センス以外に撮影に関する知識も頭に入れておかなくてはいけません。
撮影の参考になる本は、世の中にはたくさんあります。しかし、「ポートレート撮影テクニック100」は一人のカメラマンではなく、複数のカメラマンがアドバイスをしているところがポイントです。あなたの好きなタイプの写真を見つけたら、そのカメラマンのアドバイスをしっかりと読みこんでおきましょう。きっと、あこがれた写真のイメージに近い作品が撮れるはずです。一般の人にわかりやすい言葉で説明されていますので、カメラ初心者にもおすすめしたい一冊です。
こだわりポートレート アイデアの引き出し
こだわりポートレート アイデアの引き出し (玄光社MOOK フォトテクニックデジタル)
撮影はもうだいぶ数をこなしているのに、どうも女性ポートレートが不得意だなと感じている人は少なくありません。女性は被写体として最高なのですが、女性ポートレート、撮影は上級者向けのハイレベルなものだとされています。プロの写真を参考にしてみたけれど、どうも思うように撮れない…と不満を感じている人も多いはずです。こんな時に役立つのが「こだわりポートレート アイデアの引き出し」なのです。タイトルを見るだけで、なんだかワクワクしてきませんか?タイトル通り、ページをめくるたびに新しい発見がある一冊になっています。
「こだわりポートレート アイデアの引き出し」の特徴は、写真の撮影データがしっかり記録されていることです。写真の撮影データを知りたくても、一般には公開はされません。ですから、プロのフォトグラファーの写真を真似したくても、どうにも真似できないのが現実です。でも、この本にはしっかりと記載されています。そのため、女性ポートレートに必要とされるヒントが見つかりやすいのです。ただ写真を参考にするのではなく、撮影データをチェックしつつ、撮影テクニックを真似できるところがポイントになっています。背景や小物のアドバイスがていねいに書かれているところが良いですね。思いつきそうで思いつかないアイデアがたくさんあります。指示通りに撮影するだけでも、人物写真のスキルがアップすることでしょう。人物撮影を得意ジャンルにしたいなら、持っておいて絶対に損はありません。
「こだわりポートレート アイデアの引き出し」は、様々な撮影の参考になりそうなアイデアがいっぱいです。カメラの初心者はもちろんのこと、ベテランの方にもぜひチェックして欲しい内容になっています。経験を積んだからこそ、忘れてしまうことも多いからです。思わず見とれるような作品も多く、眺めているだけでも楽しい気分になれる本ですよ。写真技術を磨くだけでなく、写真を撮る楽しさを改めて感じさせてくれる一冊です。
デジタル一眼レフ 実践! 人物を撮るテクニック入門
デジタル一眼レフ 実践! 人物を撮るテクニック入門 [DVD]
女性ポートレートの撮影をする時に、非常に参考になるのが「デジタル一眼レフ 実践! 人物を撮るテクニック入門」です。デジタル一眼レフデビューを果たしたけれど、なんだかデジカメよりも扱いが難しい…と感じている人にオススメです。女性ポートレートを撮影するのは、決して難しいことではありません。技術が進化している現代では、シャッターを押すだけでOKだからです。写真を理解していない幼い子供にも、ただ人物を写すことはできるのです。だからこそ、見ごたえのある作品に仕上げることは本当に難しいですね。とはいえ、いくつかのコツを押さえることで、人物写真の難易度はぐっと下がるものなのです。
「デジタル一眼レフ 実践! 人物を撮るテクニック入門」は、撮影現場で注意すべき点をしっかり教えてくれます。「この操作を、気をつけるだけで、こんなに良い写真が撮れる!」という具体的なアドバイスが嬉しいですね。意外に単調になりがちなモデルへのポーズの注文や、写真を生き生きとさせるキャッチライトの入れ方など、初心者には貴重なアドバイスも盛りだくさんです。入門という言葉がついたタイトルからもわかるように、カメラに詳しくない人でも理解できるように構成されているところがポイントです。
「デジタル一眼レフ 実践! 人物を撮るテクニック入門」は、DVDソフトで構成されていることが特徴です。カメラの参考書はたいてい大判なので、保存に苦労している人も多いですよね。しかも、カメラを趣味にしてしまうと、本体だけでなく周辺機器で部屋が狭くなってしまうものです。その点、DVDソフトであれば、ワンルームでも邪魔にはなりません。写真を加工しながら、女性ポートレートの撮影のテクニックを調べる…なんていうこともできるわけです。45分くらいに短くまとめられていますので、見るのはちょっとした空き時間で十分です。滅多に見ることができない、プロの撮影現場をのぞき見できるところも魅力の一つになっています。
ポートレート・マスターブック~デジタル一眼レフで、最高のポートレートを撮る方法~
ポートレート・マスターブック ~デジタル一眼レフで、最高のポートレートを撮る方法~
女性ポートレートを撮影する独特の手法で話題になっているのが、フォトグラファー長野博文氏です。常識をくつがえす女性ポートレートの数々は、アイドルの印象をまったく変えてしまうと評判です。そんな長野博文氏が手掛けたのが「ポートレート・マスターブック~デジタル一眼レフで、最高のポートレートを撮る方法~」です。人とは違う撮影にチャレンジしてみたい人には、きっと参考になることでしょう。写真撮影のレクチャー本はもうたくさん買った、という人にも、ぜひチェックしてほしい一冊になっています。
「ポートレート・マスターブック~デジタル一眼レフで、最高のポートレートを撮る方法~」には、女優やアイドル達のみずみずしい表情が掲載されています。被写体をカメラで撮影した後、RAW現像と呼ばれる画像処理を加えることで、驚くような仕上がりになるのです。一般的な画像とはひと味もふた味も違う、不思議な色合いの写真を作り上げることが可能になります。写真見た瞬間、「こんな風に仕上げてみたい!」と新鮮な驚きに打たれることでしょう。長野博文氏をフォトグラファーとして一躍有名にしたのは、クリアな質感と色合いが決め手になっているからです。そのテクニックが紹介されているところが見どころです。
オリジナルティの高い手法なので、すべての人に参考になるとは言えません。しかし、独自性を評価できる人にとっては、非常に参考になるはずです。女性ポートレートの撮影にもう少しスパイスが欲しい人や、写真のスタイルを決めかねている人には必見と言えるでしょう。プロのカメラマンから何か学びたいと考えている人にもオススメの一冊です。掲載されているモデルが厳選されていて、表紙になっている谷村美月をはじめとして、忽那汐里・前田敦子・水沢奈子・三浦由衣・桜庭ななみといった、そうそうたるメンバーばかりです。最高に輝いている旬の女優やアイドルの写真ばかりなので、ハウツー本としてだけでなく、写真集としても楽しめますよ。